キングダム 第1シーズン~王騎将軍が、好きだ~

親しい人に勧められて、キングダムを見た。

私も、私は絶対好きだと思ってた。でも長くて、、、言い訳してネトフリのマイリストに永遠に居座ったまま季節を何度も巡らせていたところだったので、よいきっかけをいただいたものです。

長かった、、、第1シリーズだけで38話。めっちゃくちゃ夜更かしした。ていうかすごい長いのに夜更かししちゃうくらいには面白かった。

王騎将軍がブッ刺さり(日本語汚くてすみません、もっとも的確な表現がコレなのです)すぎてフィギュア購入しました。布団に寝かせてみたり、窓際に佇ませてみたり、飲み物と大きさを比較してみたりして一通り遊んだ後、お部屋の棚の中で威厳を示してくれています。

中国の歴史をベースにしたお話ということで、学生時代世界史選択だった当方はなんとなくストーリーの予測をしながら見ています。でも、いかんせん、時間は進まぬ。

そりゃあそうよね。教科書で見ると1000年や2000年が数行で終わってしまいますもの。私は私の今までの人生を数行では終わらせることできませんよ。主人公の信の人生をきっと描いているのだろうから、「歴史」としての時間が進むのは遅くて当たり前だ。

「強いって、何ですか?」

これは、はじめの一歩という作品の主人公である幕之内一歩のセリフ。中学生の頃に出会ってから今では私自身の疑問として心に残り続けている、素敵なセリフです。

王騎将軍の作中での生き様や、言っていることを聞いていてずっと思い出していた。信も、大将軍ってなに?強いってなに?にどんどんぶち当たり続けていくのかな。王騎が見せたこと、やったことは、この先を生きていく信の中で必ずハッキリ輪郭を持った概念として確立されていくはずなの。教わったことが自分の中に落とし込まれて、その時その時で言葉や形を変えてアウトプットされていくのって気持ちがよいし素敵だと思う。

最強に、弱いです。圧倒的強さは、かっくいい〜です。王騎将軍は私の中の最強の1人となり、私のスタンドの1人にもなりました。スタンドというのはアレです、承太郎で言うところのスタープラチナです。吉良吉影のキラークイーンです。ちなみに小学生の時分よりメインスタンドは手塚国光です(メインとか言うな)。

「天下の大将軍になる」が人生の目標である主人公の信にとって、いっちばん最初に出会った「天下の大将軍」が、王騎将軍なわけです。私は主人公になったことがないので信のマインドには全くついていけないけれども、王騎将軍があまりにかっこいいのはビンビン伝わってくる。

でもですね..最強にも色々種類があるじゃないですか。

私はね…なんか背負ってるなコイツ…というキャラクターが好きです。今を生きているようで生きていない、そんなちょっと寂しいキャラクターが非常に好きです。

わかりますね?王騎将軍は、そうです、儚いのです。怖い演説みたいな響きになっちゃった。

ごめんなさいネタバレしちゃうけど将軍1期で死んじゃうんです。いや私が一番ビックリだよ。いなくなるんかい。これから色々王騎将軍のこと知れるんじゃないんかい。

もっと知りたかった、、ぴえん、、、というこのどうしようもない気持ちが、フィギュア購入のボタンを押したわけです。

今までお疲れ様という気持ちを込めて布団に入れてみたり、窓際で平和な現代の日本の風を感じさせたりしてみたのです。嘘です、ちょっと面白いかなと思って写真をパシャリとして友人に披露するくらいには軽い気持ちでやりました。

信と一緒に、大将軍とは何か、天下を取るとはどういうことなのかを学んでいきたい。

そして私もいつか、大将軍になる。

そんな気持ちです。

2期も39話あるのか、、、

王騎将軍がいないキングダム、耐えられるようになったら見よう。